Package Design・Logo and Graphic Design
とろこく梅酒
中田食品株式会社
2026.01.16

フルーツ梅酒「とろこく梅酒」シリーズのパッケージデザイン/プロモーションツール開発
「とろこく梅酒」シリーズは、中田食品が製造・販売する、完熟南高梅をベースに濃厚フルーツ果汁を30%ブレンドしたフルーツ梅酒シリーズです。とろりとした口当たりと深いコクを特徴とし、女性やお酒が苦手な方にも親しみやすい味わいで支持を広げてきました。
本シリーズでは、パッケージデザインから、各種プロモーションツールの制作まで、一番初めに発売された「桃姫」から最新の「よくばり姫」まで、一貫して担当しています。
デザインコンセプトと考え方
フルーツ果汁を30%配合した「とろこく」な味わいを、新しいタイプのお酒として直感的に伝えることを目的としています。果実感は豊かに表現しながらも、リキュールとしての品位やお酒らしさを損なわないバランスを重視しました。
女性やアルコールが得意でない方にも手に取りやすい、フレッシュで軽やかな印象を持たせつつ、酎ハイや一般的な果実酒とは異なる存在として認識されるデザインとしています。
メーカー指定の「姫」をシリーズの象徴的モチーフとして採用。果実がふんだんに使われた特別感や上質さ、美味しさに加え、ターゲットを意識した可憐さを感じさせる世界観をデザインの核に据えています。また、メーカーのラインナップの中でも特別なポジションに位置づけられるシリーズであることを意識しました。
パッケージ全体には、製品の特徴である完熟南高梅と各フレーバーの果実を大きく配置し、一目で「何のお酒か」が伝わる高い視認性を確保しています。
「姫」の表現には紋様と王冠を取り入れ、フレーバーごとにモチーフの細部を変化させることで、それぞれ異なる「姫」の個性を表現。シリーズとして並んだ際にも、各フレーバーの味わいが直感的に理解できるビジュアル設計としています。
また、紋様に施した箔表現は、リキュールらしい特別感を演出すると同時に、フレーバーごとに色味を変えることで、味覚の違いを視覚的に差別化する役割を担っています。
同時に、各販売店での提案や説明がしやすいよう、パッケージ開発と並行して営業ツールの設計・制作も行っています。商品開発陣と密に連携しながら、外部ブレーンとして客観的なユーザー視点を保ち、「手に取られる理由」や「飲んでみたいと感じる動機」が伝わる構成や表現を意識しました。
デザイン単体に留まらず、商品理解から売り場、営業現場までを見据えた一連のコミュニケーションとして設計しています。